都市計画の世界史 | 日端康雄著
2 | 都市施設と都市居住
都市施設
- 書庫と学校
- 広場
- 神殿
- 宮殿
- 市民が楽しむ施設(運動施設+温泉、劇場、競技場)
ローマの都市施設(4世紀頃)
- 公衆衛生政策として『浴場』が建設される
- 個人の邸宅も半数以上に浴室
- 『浴場』は市民交流の場
- 図書館が併設されている場合も
都市居住
- 古代、中世の住環境は一般的に『過密』『非衛生的』
- 都市疫病による人々の大量死
中世ヨーロッパの都市居住(10~15世紀)
- 過密化に伴い、建物の高さが高くなる
- 過密化がさらに進行
都市施設と都市と居住の変貌
現代でも広場、公衆が自由に利用できる空き地の重要性が増す。
4 | バロックの都市
中世都市の終焉
中世都市
- 飲水は町の泉や井戸を利用
- 下水処理施設はない
- 排水は街路にそのまま垂れ流し
- 公衆衛生上の問題が極めて深刻
- 火薬の発明により、城塞都市が無力になる
- 射程距離の長い鉄砲、火薬の発明
- 長距離弾道の大砲
6 | 近代都市計画制度の都市
公衆衛生法と建築条例、居住法
1830年〜1832年 | イギリスでコレラが都市に蔓延
1848年 | 公衆衛生法がはじめて制定される